【努力賞】
警察と救急の連携
筑紫女学園中学校  安田朱里  14歳

もし、あなたが事故現場で人が倒れている所を目撃したら警察と救急車、どちらを先に呼びますか?

この場合もちろん警察と救急は違う仕事をします。まず、警察はどんな働き方をするかです。

警察が現場に到着した際、警察官は加害者と被害者、目撃者から話を聞き調書を作成するそうです。

これには、20分から1時間かかります。その後、それをもとに裁判が行われたりします。

また救急救命士は到着したらすぐに、救護活動をします。場合によってはレスキュー隊も一緒に来ることもあるそうです。レスキュー隊とは、普段は災害現場などで救出活動をしている人達のことです。

しかし、交通事故のときでも力仕事が多いときは呼ばれるそうです。

これらのことから、警察と救急は働き方は違っても、どちらも欠かせない存在ということが分かります。では、どちらを先に呼ぶべきなのでしょうか。

私は前に父からある話を聞きました。その内容が、

「警察が、目の前で人が倒れているのに捜査ばかりしていた。」
という話でした。私はそれを聞き驚き、またなんでそんな事が起きたのかと思い聞いてみると、

「救急車よりも警察の方が早く現場に着いたからだよ。」
と言ったのです。私はその時疑問に思いました。救急車が来るまでの時間、警察の人は何か応急処置が出来ないのかと思ったからです。

その事について、調べてみるといいろいろな話がでてきました。例えば、ある人はこう話しています。

ある時、交通事故が起こりました。現場には警察官がいち早く到着しました。しかし、その警察官らの負傷者への対応はというと、まず負傷者の意識を確認して次に脈を調べて後は事情聴取をして終わり、という感じだったそうです。

また、別の人の話によると、ある日70歳の男性が自宅で倒れ意識不明になっている所を妻が発見し、110番をしました。しかし、駆けつけた警察は、妻への事情聴取をしただけで、救急車が来るまでの間、人工呼吸や心臓マッサージなどは一切しなかったそうです。

私は、これら二つの話を聞いてとても驚いたし、そんな事があっていいのかと思いました。もしかしたら、ほんの数分の応急処置で助かる可能性が高くなるかもしれないし、逆に何もしていなかったせいで、救急車が来る前に亡くなってしまうかもしれないのです。でもそんな、人が亡くなるようなことはあってはいけません。

そのために、まず出来ることは警察よりも救急車を先に呼ぶことです。そして、少しでも早く救急車を到着させ、すぐに怪我人を助けるのです。

最後に、私が一番大事だと思うことは、警察と救急が連携することです。彼らは、それぞれの働き方でたくさんの人を窮地から救ったりしていて、どちらも欠かせないものです。だから、もし警察と救急が連携し協力したとしたらもつと効率よく、より多くの人を救うことができると思います。

なので、これからは警察と救急が連携してほしいと思いました。

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