【努力賞】
誇りと責任を持つ
筑紫女学園中学校  木塚真美  14歳

私は将来、誇りを持ち、責任を持って仕事をしたい。人生は一度きりの人生である。ならば、その人生を後悔することなく過ごしたい。私の今の将来の夢は獣医師である。なぜなら、動物が大好きだから。

私は以前、ハムスターを飼っていた。ハムスターは私がつらい時、悲しいときやうれしい時、楽しい時などどんな時でも私の味方でいてくれて、元気を与えてくれる。しかし、私たち人間は言葉がわからないハムスターをいかなる場合でも助けることはできない。そのことを痛感した出来事があった。それは、目の前で死んでいくハムスターを見た時である。その時は本当に自分の無力さを感じた。「どうして、苦しんでいるのに救ってあげられないんだろう」とずっと考えていた。そして、獣医師になってたくさんの命を救いたいと決心した。動物を救うことは人の笑顔を救うことができると私は思う。なぜなら、飼い主にとって、ペットは家族同然の存在だから、ペットが救えたら笑顔になるだろう。

動物とは、私たち人間の生活を支えてくれる、一生の友達といえると私は思う。

私は、生まれた時から一緒にいる犬がいる。その犬は保健所から引き取った犬である。きっと、人間から嫌なことや恐ろしいことをされたと思う。けれども、そんな過去があったとは思えないほど、人間に優しく、時には甘えたりする。私は思う、犬はいつまでも人の優しさを信じていると。だから、私は獣医師になり、犬などのたくさんの動物を救いたい。そして、これまで私に力をくれた動物の分まで恩返しをしたい。

獣医師になることはとても難しく、言葉の通じない動物を相手に、様々な病気に向き合っていろいろな判断をしていくことはとても大変な仕事だと思う。だからこそ、やりがいがあり、誇りや責任を持って働ける仕事だと思う。

例え、将来どんな職業に就いたとしても、努力を惜しまず、誇りを持って仕事をしたい。そして、毎日を楽しく充実した日々にしたい。

私の母は看護師をしている。いつも、話を聞くと「あのおばあちゃんがかわいいいとか、一生看護師として働きたい」と言っている。私が、100歳まで生きたい!!と言うと母は、「やりたい仕事に就いて、楽しい日々が過ごせているからそれで幸せ」と言うのである。私は、そんな母をすごいと思う。そして、ここまで誇りを持ち仕事するのは「カッコイイ」と心から思う。

さまざまな働き方があって良いと私は思う。主婦や公務員や医者や弁護士など、それぞれで大変なことやつらいことは違うだろう。けれど、楽な仕事は一つもない。つまり、考え方次第で変わるのである。

自分の仕事に誇りを持ち、責任を持てる仕事。それは、とても素晴らしいことだと思う。困難なし、努力なしの仕事はないと思う。一つ一つの仕事すべてに誇りと責任がある。何をするにしても、まず大事なことは「努力。」

そして、何より楽しんで仕事をすることではないだろうか。

だからこそ、私は、誇りと責任を持って仕事をしたい。

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