【佳作】

【テーマ:仕事をしたり、仕事を探したりして気づいたこと】
アルバイトを通して学んだこと
静岡県立磐田農業高校  森田乃愛  16歳

私は、高校一年生の長期休みを利用し、初めてアルバイトを経験した。アルバイトをする上で、一つ目標をたてた。それは人見知りを克服するということだ。昔から人見知りで、直そうと思っていても、直らなかった。このアルバイトが人見知りを直す大きなチャンスだと思った。いろいろな職業があるなかで、接客業を選んだ。普段生活をしていて、一番身近に感じる職業で、人と関わることが多いことが選んだ理由だ。始めは何も分からなかった。分からないことがあれば自分から進んで聞かなければいけないと思った。周りの人に仕事内容を教えてもらううちに、基本的なことはできるようになった。それでも、苦労したことや、反省することもたくさんあった。

一番苦労したことは、周りを見るということだ。基本の仕事内容以外にも、たくさんやらなければいけないことがあった。手際よく、他の仕事を行うことは本当に難しかった。どうしたらテキパキと動けるのだろう。周囲を見てみると、全ての仕事を効率よく行う人がいた。その人は、空いた時間を無駄にせず、自分の手が空くと、必ず周囲に気を配っていた。このような人がいることで、職場が効率よくまわっていることに気がついた。問題が起きたときは、素早く解決し、周りからも頼りにされていた。私は、このような人になりたいと、そのとき強く思った。なりたいと思う気持ちだけではなれない。それを行動に移すことが大事だと思った。

夏休みのアルバイトでたくさんのことを学ぶことができた。社会勉強になり、自分のためにもなった。社会に出ると、どんな人が必要とされるかということも分かった。接客をしていく中で、人見知りも少し克服できたと思う。短い期間で、こんなにも学ぶことが多いことに驚いた。このアルバイトで学んだことをこれからに生かして、自分が就きたいと思う仕事を見つけていきたいと思う。

戻る