【佳作】
私は将来、幼児教育の仕事に就きたいと思っている。
小学校6年生の時、入学したばかりの小学1年生をお世話しなければならなかった。入学したばかり の1年生はまだ園児の頃と変わらず、好きな所で本を読んだり、絵を描いたり自由気ままだった姿が印 象に残っている。何に対してでも興味津津でかわいい1年生が大好きになった。毎日朝や昼休みにお世 話をしに行ったり、外で遊んだりもした。小学校を卒業してからも中学への登下校中に見かけると、2 年生になり1回り成長して大きくなった子達が元気にあいさつをしてくれたり、手を振ってくれたりし たことがとてもうれしかったのを覚えている。このようなことがきっかけで私は、幼児教育の仕事に就 きたいと思った。実際に中学生の時の職業体験で2日間、保育園で働かせてもらった。たったの2日と いう短い期間だったがとても勉強になって充実していた。絵本を園児に読み聞かせをすること、トイレ に一緒に付き添うこと、昼寝のために着替えをさせることなど普段ではやったことのない仕事だらけで 将来この仕事に就いたら、とても大変だと思った。保育園で働いている先生方がこの仕事をしていると 子供たちの成長が間近で見られるからやりがいがあると言っていた。それを聞いて、私は小学生の世話 をしたのは1年間だけだけれど成長が感じられてうれしかったことを思い出した。自分が教えてあげた ことを精一杯に吸収していく姿を見られたらすごくやりがいというのは幼児教育をする人にとって、1 番のメリットだと思った。何も分からない幼児にこれからの生活で大切な基礎を教えなければならない ので幼児教育を仕事にする責任だと思った。
私は将来、幼児教育の仕事に就いて自分も園児も1日1日成長していきたいと思う。たくさん良いと ころは褒め、悪いところはしっかりと注意してあげたい。そして自分が園児だった頃、先生が大好きだったように、私も園児に好かれるような先生になりたいと思っている。現在では保育施設や保育士などの不足によって困っている人が多くいる現状を救ってあげたい。将来幼児教育の仕事に就いて少しでも力になれたらいいと思う。