私が仕事を通じて実現したい夢は、「お客様の記憶に残るライブを自分の好きなアーティストと一緒に作る」ことです。
私は音楽に携わる仕事で、お客様の人生を変えるライブをしたいと思っています。
それがなぜ私の夢かというと、私が高校に入学して間もない頃、うまくいかないことで悩んで、悩んでどうしようもない時に、自分の好きなアーティストのライブを見て、その時のMCが私の悩んでいたことなどが全て気にしなくなるような、これから先、強く前向きに生きていけるようなものでした。
私はその一回のライブで自分の人生が変わっていったと思います。
そして次は自分が誰かの人生を変えられるようなライブをしたいと思い始め、そういった音楽に関われる仕事に就きたいと思ったことが私の夢のキッカケです。
私がなぜそこまで「音楽」にこだわるのかというと、私が生きていくうえで、なくてはならない必要なものだからです。
音楽というのはメロディやテンポ、歌詞などでできているものですが、私はその中の「歌詞」というものに魅力を感じます。
そのアーティストが体験したことを言葉として表し、そしてメロディにのせて人々に届けているんだと思います。
そうして届けられた言葉と自分が体験したことが合致したときに、この上ない感動を味わい、その都度の思い出にその言葉が一緒に残ることにとてつもない幸せを感じます。
私は何か物事に行き詰ったり、考えても答えが出なかったりしたときには、好きなアーティストのライブを見ることにしています。
何か悩み事などで一人でくよくよ悩むよりも「人の本気の瞬間」を見て心を動かされて感じたときの考えが大事だと思うからです。
いくら頭で考えた答よりも、人が本気で何かしている姿を見て、何か感じ、そうした上で出てきた答というのは、頭で考えた答よりは人生の為になると思うからです。
私がそれを感じたのが音楽でした。
成功したように見える裏の部分には、死にもの狂いになって今を掴みとろうとした努力を感じ取り、そういった想いをこれから先、自分が生きていく中で大事にしていくべきだと感じます。
そうした人が言って意味がある、そうした人が言って伝わることが人の人生をひっくり返せる。私は音楽で何か伝えようとしている人を支えられるような職業に就き、そしてゆくゆくはその自分の人生を変えてくれたと思えるアーティストと仕事をし、人の記憶に残る仕事をして、以前の自分みたいに誰かの人生を良い方向にひっくり返したいと思っています。
それが、私が仕事を通じて実現したい夢です。
今現在の音楽業界は昔に比べて衰退したと言われています。
それは、CDが売れないなど、インターネットの普及に伴い、音楽というものがより身近に、そしてCDがなくても簡単に音楽が聴けるようになったからだと思います。
そうした現状で、これから先がどうなるか予想もつかない業界の中でも、私は「ライブ」というものは、音楽業界がどんなに衰退しようとなくなることは絶対にないと思っています。
どんなものにも限りはあるし、昔に比べてCDが売れないなど衰退していく部分があったとしても、昔だからできたことと、今だからできることがあると思います。
私はその今だからできることというのを自分なりに考え、そういったことをできる仕事に就き、衰退したと言われる音楽業界を盛り上げ、この業界には「夢」があると言われるようにしたいと思います。