私の仕事・働き方を決めたきっかけは、大学時代のカフェでアルバイトの経験からです。
まずひとつめに、コミュニケーションをとりながらの働き方を学びました。今までのアルバイトとは違い、カフェではスタッフ同士がうまく連携していないとすべての仕事に支障がでてしまいますし、お客様に迷惑をかけてしまいます。例えばレジでの声かけや対応でお店の回転率は変わりますし、調理担当にしっかり伝達したり調理がきつそうであれば手伝いながらレジ対応をしたりとその都度状況を見てお客様やスタッフとコミュニケーションを取りながら仕事をしていました。慣れるのには時間がかかりましたが、私は先輩の働く姿を観察したりお客様やスタッフとの仲を深めることでこなせるようになりました。特に地元密着型で常連の方が多い店舗でしたので、お客様と仲良くなることがひじょうに大切であり、お客様の要望に応えたり好みを覚えることで親密になりました。また、お待たせしたお客様にはどんなに忙しくててんてこまいになっていたとしても必ず「大変お待たせいたしました」という言葉を忘れないよう心がけていました。この一言があるのとないのとでは大違いで、ここからお客様から笑顔やありがとうと言われる数が増えました。
ふたつめに、問い合わせや本部からの電話対応を経験していました。最初は対応するだけで精一杯だった私ですが、先輩の対応の仕方を観察してみると表情がコロコロと変わっていることに気付き、私の対応がいかにマニュアル通りでロボットのようであったかを痛感しました。それからは電話にでるときは常に笑顔でいることを心がけ、感情を持ち合わせた電話対応をするようにしていました。
最後に、他のスタッフが次にどんな仕事に取り組むか想定し、先にその仕事を手伝うことや優先順位を考え別の仕事に取り組むなど、目の前にある仕事をやるのではなく効率よく円滑に仕事が進むように考えながら仕事をすることを学びました。
こうした経験から、回りの社員とのコミュニケーションをとりながら縁の下の力持ちとしてやりがいを持てる事務の仕事に興味を持ちました。アルバイトで経験し積み重ねた私らしい仕事の仕方を事務の仕事として生かし、やりがいを感じて日々の仕事の糧にしたいと思います。