私は、今高校三年生です。今日まで私はいろいろな仕事を学んだり見てきたりしました。しかし、まだ自分の中でこれといってしたい仕事が見つかっていません。同じクラスの人の中にはもう就職と決めていて、どこの会社に行きたいか決まっている人もいます。それに対し私は、将来のことが全く決まっていないので少し焦ったり心配になったりしています。
二年生の夏休みに学校のインターシップで、土木、建築関係の仕事に三日間行かせてもらいました。私の学校は、農業専門の学校で生産系、環境系、食品系の三つの系に分かれています。私は環境系の環境科学科に入りました。一年生の時は、野菜を育てたり測量をしたりしました。二年生の時は環境科学科の中で土木コースと緑化コースに別れ、私は土木コースを選びました。土木コースは土木設計の勉強をしたり土木施工の勉強をしたりしています。その土木コースのインターシップに行かせてもらいました。
一日目は、これまでその会社が請け負った橋や道を見に行ったり、実際に作業をしている現場を見に行ったりしました。二日目には、一日目と同じで現場見学をしたり、測量をやらせていただいたりしました。最後の三日目にはセメントならしや作業をさせてもらいました。
私はインターシップに行く前は土木関係の仕事は上下関係が厳しく、大変なのではないかと勝手に自分の中で思っていました。しかし、実際はいい緊張感のなかで全員がいきいきとして働いていました。そして何より自分の仕事に誇りを持っているような気がしました。土木という仕事は、とても誇りある仕事だと授業の中やテレビの番組で言っていました。橋や道路を作ることは社会の基盤であり、なくてはならない仕事であると言っていました。自分が死んだ後でも自分が作った橋や道路はのこっていくという言葉が自分の中に強く残りました。
私は冒頭で書いた通り将来したいことが決まっていません。ですが、インターシップや授業などで土木関係の仕事の魅力を知りました。今、東日本大震災やオリンピックでさらに土木は必要になってきているそうです。せっかく土木の勉強をしているなら少しでも社会の役に立つような仕事に就きたいと思いました。そして何より自分が誇りを持てるような仕事に就きたいと思いました。