夢。子供の頃は誰もが持っていた夢を叶える人はどのくらいいるのだろうか。諦めてしまう人もいるだろう。私も夢を諦めようとしていた。
高校三年生になって、就職か進学か迷っていた。裕福な家庭ではないため、就職をずっと考えていた。将来の夢についても親に話せずにいた。そんな時、私の夢を後押ししてくれたのは担任の先生だった。「進学して自分の強みを身に付けた方が将来、女性が活躍できる」この言葉が私の糧になり親と向き合うことで夢を追いかけたい気持ちがよりいっそう強くなった。
夢をもったのはインターンシップで保育園にお世話になった時だ。三日間の実習で、子供達の一人一人の性格の違い。その中で、それぞれの成長していく過程をより近くで感じることができる保育者になりたいと思った。インターンシップでは想像以上に働くことの大変さ、体力のいる仕事だと思った。
子供たちは生まれて初めて親元を離れ、集団生活をする。「人」として成長していく過程の大切な時期を預かる役割と責任がある。その中で、私は一人一人の個性や特性を生かし伸ばして行きたい。これから楽しいことや辛いこともたくさんあるだろう。しかし、世の中に数えきれない職業がある中で喜怒哀楽を感じることができる職業は少ない。その一つが、保育士や幼稚園教諭だ。
働くことはただお金をもらうだけではない。年齢が違う人と一緒に働くことは基礎知識や礼儀、コミュニケーション能力を高めることも大切だ。それは、保育者にとっては保護者との相談援助などの関わりで必要になってくる。だから、もっと自分を磨いていかなければいけない。
どんな仕事でも、やりたかった仕事でも、夢があっても、叶わないことはある。でも、夢が叶わなくても、どんなに失敗しても諦めたくない。人生はそこで終わりじゃない。どこからでも、またスタートできる。私は子供から愛される先生になりたい。常に子供の目線に立てる先生になりたい。夢の道を少しずつ一歩一歩進んでいきたいです。