【 入 選 】

【テーマ:私がやってみたい仕事・働き方】
障がい者も働いていこう
熊本県 家入愛 26歳

私は生まれた時から耳が全く聞こえない。また言葉も上手に話せない。学校にいた頃は競争がすごくて仕事探しに苦労していた。もともと私は日勤で働きたかったけれど、高校卒業前になっても無く、夜勤で電子部品の製造に関わる仕事をしていた。不規則な生活で、睡眠不足が何年も続き身体を壊してしまい、辞めた。その後は日勤で仕事していたが、毎日残業がかなり多く帰れない時があった。上司から「時給を下げる」と私の傍に来ては色々言っていた。健常者ばかりの職場に、障がい者の私一人だけで期待感が大きすぎたのかすれ違いも起きる。私一人で悩んでは仕事につけられないので、ハローワークの中にある障がい者「ジョブコーチ」と手話通訳の人に会社に来てもらい、上司と話し合った事があった。なかなか理解は難しいと思う。入社した時と内容が変わって一人では出来ない仕事量を抱えてしまうことになってしまう。

「働く事は何か?」「職場の環境そして求めることは何?」など人の話(障がい者など)を聞いたり、よくあるトラブルの解決方法を図書館・書店の本やインターネットで見たりするようになった。障がい者の中で一人暮らしをしたくても経済的に自立できないので、難しいという人が多い。福祉施設などで働いて時給は、一般企業よりかなり安いと聞く。それから支払いもあるから大変だ。

まだ障がい者が自立(仕事と暮らし)できる道は遠い。実家で暮らせていても、親はいつか亡くなるから、経済的にも自立できるようにしないといけないと思う。

職場の環境も改善したりと時間はかかるが、障がい者も健常者のように働いて、経済的に自立できる喜びを感じてほしいと私は願っている。

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