公益財団法人 勤労青少年躍進会 理事長賞

【テーマ:仕事・職場から学んだこと】
新入社員として働いて
島根県 嘉藤竜己 19歳

4月から新入社員として働き、はや3ヶ月が経ちました。この3ヶ月間で、私は社会人として第一歩を踏み出し現場でいろいろな経験し学んできました。その中でも、特に感じたことが三つあります。

一つ目は、現場で使用する材料や工具を覚えることの大切さです。

なぜ、その事を挙げたかと言うと、材料や工具を覚えていないと、次の作業の必要な時に素早く準備することができず、現場自体の作業がスムーズに進められなくなるからです。実際に、私は何度も材料を間違えて持って行き、上司や先輩方に迷惑をかけています。今でも、なかなか材料や工具が覚えられず間違えることが多々あります。基本的なことなのですが、現場で使うものを覚えることはとても大切だと思います。

また、材料や工具を覚えて作業を行うと「次は、これが必要だな」とか「次の作業はこれだな」とか考えることができ、また、どんどん仕事内容を理解することもでき、仕事の上達や進み具合などが早くなります。今、一番取り組んでいることは、材料、工具を覚えることであり、作業を進めるため、スムーズに行うためにはどうすれば良いか考えながら行っています。

二つ目は、お客様の立場になって、お客様が快適に使用していただけるようにするにはどうすれば良いか考えて工事を行うことの大切さです。

実際に、お客様の家に行き、ウォシュレットのリモコンを取り付けた際、位置を決めるにもお客様に合わせて、どの位置が一番良いかと判断することは、私にとって難しいことです。今の私ではなかなか判断することはできませんが、お客様に確認をしたり、多くの現場を経験したりすることで、将来はお客様が気付かないことでも、プロの目で見て、お客様の立場になってどうすれば快適に使用していただけるか提案できる施工者になりたいと思います。

三つ目はきちんとした挨拶をすることです。

私は、時々お客様に挨拶をし忘れたり、声が小さかったりすることがあります。その時は上司や先輩から「挨拶をしなかったり、元気のない挨拶をしたりするとお客様への印象も悪くなるし、お客様が良い気持ちにならないよ」と言われます。確かに、自分がお客様ならとても嫌な気持ちになるし、施工に来たこの会社を信用しないだろうと思います。

初めて行った現場で、思い切ってお客様に元気良く挨拶をしたら、お客様も笑顔で返してくれました。その場の雰囲気も明るくなり、仕事もスムーズに進めることができました。これからは、きちんとした挨拶、元気の良い挨拶を心がけ、私もお客様も笑顔になれるようにしたいと思います。

まだまだ分からないことや戸惑うことがたくさんありますが、一つ一つしっかりと学び、多くの現場を施工し経験し、お客様に喜んでいただける施工者になりたいと思います。

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