【 入 選 】

【テーマ:女性が輝ける働き方】
世の中を変える!?
〜アラフォーシングルマザーからみた女性が輝ける働き方〜
大阪府 つばめママ 38歳

「転職を何度かされていますが、何か理由があるのですか?」−先日、転職活動の面接の際、男性面接官に尋ねられた。
私は38歳、小学生2人を抱えるシングルマザー。先日、4年3カ月勤めた職場を退職した。できればこれが最後の転職活動でありたいと願いつつ挑んだ面接での出来事だった。
私は正直に、出来るだけ平静を装って答えた。
「大学を卒業後就職した職場は結婚、転居を機に退職しました。次の職場は出産、育児のため退職しました。その次の職場は離婚に伴う転居のため退職しました。4つ目の職場(今回退職した職場)ですが、自分の意思で初めて退職しようと思った職場です」
男性面接官をまっすぐに見据えて、私は答えた。答えを聞いて男性面接官はどう思っただろうか?しばらく沈黙が流れた。しかし、それ以上は何も聞かれなかった。

人生には転機がある。特に女性には自分の意思ではどうしようもない人生の転機が何度か訪れる。また、すぐに働きたくても働けない状況になることもある。こんなはずじゃなかったと思う出来事にぶつかることもあるだろう。がむしゃらに働いていると、私自身これまでの人生を振り返ってじっくり考える時間はほとんどなかった。

しかし、転職活動中は何度も履歴書と向き合うことになる。その中で、女性であり母親である私が輝ける働き方って一体何だろう?という疑問が湧いてくる。これまでの人生でやりたかった夢はいろいろあったはずだ。

さて、数日前。ありがたいことに数社から採用通知をいただいた。子供と3人暮らしの私の働き方は非正規雇用、いわゆるパートタイマーだ。小学生二人を抱えるシングルマザーには、望んでも望んでも正社員の道のりは程遠い。しかし、子供と過ごすかけがえのない時間はきっと今しかないと自分に言い聞かせている。結婚、出産、もしかしたら離婚など。女性の人生にはそんな大きな転機が何度か訪れる。そんな先を見据えて応援してくれる企業が日本にはいくつあるだろうか?「我が社は先を見据えて女性を雇用します」と胸を張って言われる面接官に是非出会いたいものだ。「この会社でなら頑張れる!」と情熱をもって働ける企業ならなおさらよい。

私には情熱をもった夢がある。私と同じシングルマザーを支援し世の中を変えていきたいと思っている。「女性だから出来ない」ではなく、「女性だからこそできる」という社会になるよう微力ながら携わって行きたいと思っている。そのために使える時間をパートタイマー雇用で与えられたのなら幸せこの上ない。

戻る