【 努 力 賞 】

【テーマ:○○年後の自分に宛てた手紙】
仕事は何のためにあるの?
埼玉県 りこりこ 49歳

私は現在50歳を目前に、人生を考えています。昔は人生60年と言われていたわけで、ここにいる今の私の年齢では、あの世の人間半分かと思っていました。しかし今の時代は長寿社会となり、100歳で元気に毎日を過ごしている人も沢山います。もちろん働いている人もいます。仕事とは現金をもらうことだけではなく、家事や農作業、草刈りでも、立派な仕事です。私の年齢では10年後には生きているかどうかも分かりません。だから、5年後の自分に宛てた手紙を書きました。

拝啓、りこりこ様

55歳になってどんな仕事をどのくらいしていますか。その仕事は何のためにやっていますか。

敬具

私の大好きだった母は50歳の若さで他界し、やさしかった妹も35歳という短すぎる人生を働きづめて他界してしまいました。2人は天国でも働いているのでしょうか。

私は、一生懸命働いています。明日という日が必ず来ると信じて、もう少し先に行ってからゆっくり仕事の休みを取り、自由な生活をしようと思っていました。しかし、50歳の私が55歳の私に対して、仕事とは人間を幸せにするためにあるのです。人は一人では生きていけません。互いに支えあって幸せな人生が築けるのです。一人はみんなのために、またはただ一人愛する貴方の為に働いているのだと思います。

5年後の私は、大好きなナースのお仕事をボランティアで行えるような人間になっていたいです。今までは時間の奴隷の如く、朝から晩まで決められた仕事をきちんとこなすロボットのような時もありました。顔は笑顔でも心では泣いていることも多く、そんな自分が嫌いでした。しかし、生活をする上で規則を守り、自分の気持ちを出さずに常に正しく、清らかに、白衣の天使として30年間働いてきました。

仕事は何のためにあるのか。から、5年後の私は、何を仕事にしたいのか。仕事からあなたを学び、人生をエンジョイしていくのかと問いたいと思う。

どんな働き方が自分らしいのかを考えると、自分の計画した通り、仕事のスケジュールとプライベートのスケジュールが両立できたうえで、仕事にアクシデントが起きたとき、時間や空間を越えて助けに行ったり、自分にチャンスが訪れたときにスタンバイOKでいられるような働き方、すなわち、オーナータイプの仕事が自分らしさを発揮することができる職だと思います。

5年後の輝く私、夢を叶えて、大人になった3人の子供たちと愛する夫と私を支えてくれた多くの皆様に感謝の気持ちをもって楽しく時間を自由に調整して、心豊かにマイペースで仕事ができる働き方をしていたいです。

私はこの50年間で国家資格や免許が4つあり、日本人の誇りでもある資格、着付けや華道の資格を2つ取りました。今はまだ活用できずに宝の持ち腐れですが、5年後の私はこれらの努力が実を結び、皆様に喜ばれるような仕事をしたいと考えております。

おーい!55歳のりこりこ頑張れ!

私はこれから、仕事の時間を大切にし先を見通して将来役立つ働き方ができるように、頑張りたいと思います。

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