私は、祖母が病気で入院したことによって将来の夢を見つけました。小学校の頃は介護福祉士の母に憧れて、人の世話をするような職業をしたいと思っていました。中学生になると、いろいろな職に就いて調べるようになり、介護福祉士や保育士、看護師などの職に興味をもちました。しかし、興味をもっただけで具体的になりたいものが決まることもなかったのですが、あるとき祖母が病気になり入院することになりました。
いつも明るく元気だった祖母が、入院することが決まると本当に暗くなってしまいました。元気な頃は一緒に温泉に行ったり、長期休みに遠くへ遊びに連れて行ってもらったりしていたけれど、それが全てなくなってしまいました。ある日、その病院へ見舞に行くと笑顔で看護師と話をしている祖母の姿がありました。 そこでなぜ祖母が笑顔になったのか疑問に思い、看護師という職業がどのような仕事をしているのかを詳しく調べました。すると、私が知っていた医師のサポートや患者様の治療のほかに患者様の心のケアをするという仕事をしていることを知りました。心のケアをしながら治療をするということは看護師にしかできない大事な仕事だと思います。病気やケガで辛い思いをしている患者様を笑顔にするというのは難しいけれど、私はこの仕事をしている看護師に憧れました。
自分の行きたい大学へ行き、無事に国家試験に合格し5年後には看護師として働くというのが私の夢です。その夢をかなえるために、今しっかり勉強をしています。学校の授業だけでなく、大学受験に向けて小論文や看護の専門用語なども少しずつではあるけれど学ぶようにしています。
看護師という職業はなりたいという気持ちだけでなれるものではないと思います。もちろんその気持ちも大事だけれど、それよりもなぜ看護師になりたいのかという気持ちを持つべきです。この気持を持つことで、患者様の心のケアをしながら治療をすることができる素晴らしい看護師になれると思うのです。
どんな仕事も直接的、間接的にはさまざまあるけれど、人に関わり、人のために働きます。たくさんある仕事の中でも人の体のケアと心のケアをするというのは看護師しかいません。将来、きちんと患者様と向き合い、誰からも信頼されるような看護師になりたいです。